施術に対する想い
はじめまして。
わんにゃんオステオパシーの山名亮と申します。
人間だけでなくワンちゃん猫ちゃんにも施術してあげたいと思ったきっかけをお話します。
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ダンサーやヨガインストラクターとして生きてきた私は、父の脳出血をきっかけに、身近な人を自分の手で救いたいと思い、オステオパシーを本格的に学び始めました。
施術をさせていただく中で老若男女さまざまな方が元気になっていく姿を見てきました。
なかでも印象に強く残っている赤ちゃんがいます。
その子は成長の遅れを気にされてお母様が連れてきた生後10ヶ月の赤ちゃんで、反り返りが強く、抱っこしてもベッドに寝かせても全身を緊張させながらブリッジ状態を繰り返していました。
しかし、施術をしていくうちにだんだんと静かになり、終わる頃にはとても晴れやかな顔でおとなしく天井を見上げていました。
あまりの変化にお母様と私は心配すらしてしまいましたが、これが本来のこの子の自然な姿と振る舞いなんだと感動しました。
反り返って落ち着きがないのは性格なんかじゃない、身体のつまりがとってもとっても苦しかったんだと感じました。
(この子のケースだと後頭骨のつまりが大きかったと思われます)
ちょうどその時期でした。
ワンちゃんや猫ちゃんの問題行動や治療にかかる高額な費用が原因で飼いきれず、ペットとお別れする事例が実は少なくないと知ったのは。
家族一人が病気になると家族全員の生活までも大きく変わってしまうことを私もよく知っています。
しかし方法次第で救える命、幸せな時間が続くこともあるのに。と、もどかしい気持ちになりました。
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赤ちゃんは言葉を話せません。
しかし
身体を使ってたくさんのサインをパパママに送っています。
それは動物も同じだと思います。
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生まれつきの性格、顔つき、体格、食の好み、歩き方などはあります。
それが動物や赤ちゃんの場合は特に可愛く、その子のチャームポイントのように見えたりもします。
しかし
それらをチャームポイントと片付けてはいけない場合もあります。
見逃してしまうことで大きな病気やケガに繋がる事があるということを、もっとたくさんの方に知ってもらいたいと思っています。
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私もまだまだ未熟で
人の身体について、ワンちゃん猫ちゃんの身体について、全てがわかる訳ではありません。
しかし、気付いてあげられる事、楽にしてあげられる事もたくさんあると確信しています。
かけがえのない大切な家族との楽しく幸せな時間が少しでも長く続くようにお手伝いができたら幸いです。